TCP モニター
サーバーの特定ポートへの TCP 接続を監視します。データベースやメールサーバーなど、HTTP 以外のサービスの死活監視に使用します。
TCP モニターは、データベース、メール、SSH などの特定ポートが外部から接続可能かを確認したい場合に向いています。TCP 接続が成立した時点で正常とみなし、サービス固有のコマンド、認証、応答内容までは確認しません。
- HTTP 以外のサービスのリッスン状態を確認する
- ファイアウォールや公開ポートの到達性を確認する
- HTTP 応答コードではなく、ポート接続の成否だけを監視する
Web アプリケーションの応答内容を確認するなら HTTP モニター、ポートを省略してホストの代表的な到達性を確認するなら Ping モニターを使います。
- サービス詳細から「新規モニター」を開き、タイプに TCP を選択します。
- ホスト名にはスキームやパスを付けず、外部から名前解決できるパブリックなホストを指定します。
- 実際にサービスが待ち受けるポートを指定します。代表例は SSH の 22、SMTP の 25 / 587、PostgreSQL の 5432、MySQL の 3306、Redis の 6379 です。
- 起動直後など通常時の接続遅延を考慮してタイムアウトを決めます。短すぎる値は一時的な遅延を障害と判定し、長すぎる値は検知を遅らせます。
- プランの最短間隔以上のチェック間隔を選び、作成します。
画面上の入力項目、許容範囲、既定値はモニター画面リファレンスを参照してください。
判定の仕組み
Section titled “判定の仕組み”- ポート 443 と 8443 は HTTPS の HEAD リクエストで到達性を確認します。4xx / 5xx を含め、HTTP 応答が返ればポートは
upです。 - それ以外のポートは raw TCP 接続を行い、接続が開けば
upです。 - 接続拒否、DNS 解決失敗、または設定時間内に接続できない場合は
downです。 - アプリケーションプロトコルの内容や認証結果は検証しません。
down がいつインシデントになるかは監視ライフサイクルを参照してください。
トラブルシューティング
Section titled “トラブルシューティング”| 症状 | 確認すること |
|---|---|
Connection timed out と表示される | ポート番号、外部向けファイアウォール、サービスのリッスン状態を確認し、必要ならタイムアウトを延ばす |
| 接続拒否になる | 指定ポートでプロセスが待ち受けているか、ホスト名が正しいサーバーを指しているか確認する |
| 443 / 8443 上の非 HTTP サービスが失敗する | この 2 ポートは HTTPS HEAD で確認する。非 HTTP の TLS サービスには別のポートを使う構成を検討する |
4xx / 5xx でも up になる | TCP モニターはポート到達性だけを確認する。HTTP ステータスを判定する場合は HTTP モニターへ切り替える |
ポートは up だがサービス操作に失敗する | TCP 接続後の認証やクエリは検証しない。サービス固有のヘルスエンドポイントなどを別途監視する |
| ホスト名が登録できない | localhost、プライベート IP、内部ホストではなくパブリックなホスト名を指定する |