Ping モニター
ホストへの TCP 接続による到達性チェックを行います。サーバーやネットワーク機器が応答しているかの確認に使用します。
Ping モニターは、ホストの代表ポートに TCP 接続し、ホストへ到達できるかを簡単に確認する用途に向いています。名前に Ping とありますが、ICMP Echo は送信しません。既定では TCP ポート 443 に接続します。
- Web サーバーなど、443 番ポートを公開しているホストの到達性を確認する
- HTTP ステータスやレスポンスボディを評価せず、接続可否だけを監視する
- 代表ポートを 1 つ選び、ホスト単位の疎通として扱う
監視対象が ICMP だけに応答する機器には向きません。HTTP 応答の正しさを確認するなら HTTP モニター、特定サービスのポートを明示して運用するなら TCP モニターを使います。
- サービス詳細から「新規モニター」を開き、タイプに Ping を選択します。
- ホスト名にはスキームやパスを付けず、外部から名前解決できるパブリックなホストを指定します。
- ポートは、ホストが通常時に必ず受け付ける TCP ポートを選びます。省略時は 443 です。
- 通常の接続時間を考慮してタイムアウトを決め、プランの最短間隔以上のチェック間隔を選んで作成します。
画面上の入力項目、許容範囲、既定値はモニター画面リファレンスを参照してください。
TCP モニターとの違い
Section titled “TCP モニターとの違い”| Ping モニター | TCP モニター | |
|---|---|---|
| 用途 | 代表ポートによるホスト到達性確認 | 特定サービスポートの死活監視 |
| ポート | オプション(デフォルト 443) | 必須 |
| 接続方法 | 指定ポートへの raw TCP 接続 | 443 / 8443 は HTTPS HEAD、それ以外は raw TCP 接続 |
| 判定内容 | TCP 接続の成否 | TCP または HTTPS 接続の成否。サービス固有の応答内容は見ない |
判定の仕組み
Section titled “判定の仕組み”- DNS 解決後、設定したポートへ raw TCP 接続します。
- 接続が開けば
up、接続拒否、DNS 解決失敗、またはタイムアウトならdownです。 - ICMP、HTTP ステータス、TLS 証明書、アプリケーションの応答内容は確認しません。
down がいつインシデントになるかは監視ライフサイクルを参照してください。
トラブルシューティング
Section titled “トラブルシューティング”| 症状 | 確認すること |
|---|---|
ICMP ping は通るのに down になる | Ping モニターは ICMP ではない。設定した TCP ポートが外部から開いているか確認する |
既定設定で down になる | 対象が TCP 443 を受け付けるか確認し、必要なら常時開いている別ポートを指定する |
| 接続拒否になる | ポート番号とサービスのリッスン状態を確認する |
| タイムアウトする | DNS、外部向けファイアウォール、経路を確認し、必要ならタイムアウトを延ばす |
up だが Web サイトはエラーを返す | Ping は接続可否しか確認しない。HTTP モニターを併用する |
| ホスト名が登録できない | localhost、プライベート IP、内部ホストではなくパブリックなホスト名を指定する |